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漫画家マンガを読め!

マンガの中でも特殊なジャンルを確立しつつある漫画家、漫画家周辺(書店や編集、小説家、作家・画家)を扱った漫画を語っていきます。

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2017年 12月 15日|comment(-)

出版不況で出せば赤字の文芸書。
マンガも不況だと言われているけど小説の方はもっと大変で、しかもその中でも文芸と言われる分野は瀕死状態。

まあ、私も執筆業やってるから世知辛いこのご時世はよくわかるんだけど。
BL勃興時は月に1冊書いてたからなあ。今から考えるとよくやってたと思うわ。
しかし今やBLも、カンフル剤になるかと思われたTLも厳しい時代、文芸がどんな状態かはよくわかる。

そんな中でも自分が感動する小説を世に出したいと願っている編集はいる。
そんな若手編集のところに送られた投稿作。
これがまったく投稿のルールを守っていない作品なんだけど、読んだ編集は感動する。この作家と連絡をとりたい、と。

しかしその作家は現役女子高生でしかもかなりのコミュ障ぽい。人との距離の取り方もわからず、やりたいことはやる感じでかなり危険。
それが主人公の響。
おさななじみの同級生の男の子がいつもフォローに回っている。

響~小説家になる方法~ 1 (ビッグコミックス)
柳本 光晴
小学館 (2015-02-27)
売り上げランキング: 20,058

このヒロインはなー。
読者の反感をかなり買いそうなんだよね。自分のやっていることが人と違うということがわからない。

私が一番不快に感じたシーンは、本棚を倒すシーンだ。

先輩がたくさんの本を2種類にわけている。一方は良作、一方はゴミ。
響はその良作に入っていた1冊の本をゴミの方にいれるが、先輩はそれをすぐに戻す。
先輩がいうには「室の低い小説には違いないけど、舞台設定と作中のドラマには新しい発想があった」と。
しかし響はそれを受け入れず、最後にはその本が入っていた本棚を倒してすべて入れ直してしまう。

本にどんな価値を求めるかなんてその人の自由だろうが! と思っちゃうんですよ。

私がおもしろいと思ったものを友達は駄作だということもあるし、友達が勧めたものを私はおもしろくないと思うこともある。
そういうの認めていこうよ、絶対的な価値ってないんだからさはあはあ。

第一本棚倒すって、本を傷めたらどうすんだよ!

とまあ、本好きにはけっこういろいろ考えさせる作品かもしれない(笑)。

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