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漫画家マンガを読め!

マンガの中でも特殊なジャンルを確立しつつある漫画家、漫画家周辺(書店や編集、小説家、作家・画家)を扱った漫画を語っていきます。

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2017年 04月 26日|comment(-)

あしめしとイカサマアシスタントへの道 葛西 りいち

あしめし (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
あしめし (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

アシスタントって基本的に無個性じゃないとこなせないよな、とか思う。背景に個性がでてもしかたないけど。
昔、少女マンガ家の人とキャプ翼のマンガを合作したとき、わたしが背景の壁とかにタッチをいれたら「汚さないで!」と怒られたことがある。当時私は「究極超人R」とか「アキラ」とかが好きで、その背景の壁とかにタッチ入っててそれを真似したからなんだけど……汚さないでっていうのはちょっと傷ついた。

両方とも漫画のアシスタントの人の話だ。
あしめしはブログに掲載されていて、その後小学館から出版されたもので、いかさまは最初からウンポコという雑誌に掲載されていた。

私的には「あしめし」の方がおもしろかった。

まずイカサマは主人公がイカなんだけど、イカの意味がない。同じように自分を化け物みたいに描く人に番子さんがいるけど、あのキャラクターはすごく消化されている。表情にしても汚れ具合やへとへとっぷりがどの程度なのかよくわかる。それに比べると「いかさま」はイカなだけでキャラクターとして立っていない。どうせ化け物を描けないならかわいい女の子にした方がまだましだった。

あしめしの方は人間の姿をしている。精神的にも肉体的にも弱いという設定───というか事実なんだろうけど、ヒトガタなだけにその疲労っぷりがハンパない。同じ女子として目をそむけたくなるような汚れっぷり(清潔度という意味で)だが、事実なんだろうなあと思わせる説得力がある。

ただ漫画の描き方としては実はイカサマの方がストーリー性を出そうとしている。落ちも考えられている。
それでもまだあしめしのい方がおもしろく感じるのは、アシスタントという仕事の特殊性・悲惨性を、(元々ブログで日記ネタと描いているだけに)生々しく感じられるからだろう。
また、イカサマは少女マンガのアシスタントで少人数ある
ことに比べ、あしめしは青年マンガで大人数であるためにネタの幅が広がっているというのもある。
どっちが優れているというわけではなく、読み手がなにを面白がるかだと思う。

イカサマの定規の話はおもしろかった。楕円定規けっこう好き。



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